So-net無料ブログ作成

突発か緩慢か

「事故とか事件でいきなり死ぬより、がんで死ぬ方が良い」(懇意にしている知人の「友人の口癖」)
「病気で死ぬならがんが良い」(某書にて、がん治療に当たっている現役の医師の言葉)

突発的にある日いきなりぽんと、或いは訳が分からないままより、
残された時間に人生の整理が出来るから ―――
死の原因を選べるとして、緩やかな死が良いという事でしょうが、
「人生の整理」が出来る時間とはどのくらいなのか、
そもそも「人生の整理」なんて出来るのか。
腑に落ちる事や呑み込める事ばかりではなくて、
割り切れない事ばかり、悶々とする。
心穏やかで平静でいられる時よりも、
負の感情に鬱々としている時の方が多い。
がんになりたくなかったという思いだけが、
唯一の揺るがない確かな事です。



にほんブログ村 病気ブログ 子宮体がんへ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

子宮がん ブログランキングへ
nice!(0)  コメント(4) 
共通テーマ:健康

心に滋養の雨を降らせる

2か月に1度、患者会に参加しています。
婦人科系がん専門で、経験者がボランティアで催しています。
とても開放的で柔らかくて、少人数なので落ち着いていて、
初めてでもすんなりと輪に入れる、同窓会か女子会の様な集いです。
初めて会った人が、途中の休憩の時には気の合った人になって、
趣味の話をする事も。

話題はその日に参加した人に合わせて臨機応変に。
悩んでいる事や迷っている事を話して助言して貰ったり、
他の人はどうなんだろうとか、唯単に話を聞いて欲しいでも良い。
似た経験をしているので、みなまで話さなくとも分かってくれるし、
苦しみや辛さや悲しみを「分かる」と受け止めて貰えて、
些細な事でも「そうそう!」と言ってくれるのが嬉しい。
ずっと誰にも話せなかった事を、しどろもどろでも頑張って話して、
それをちゃんと聞いて貰えたと涙したり……

二次会もあります。
同じ建物の喫茶店で、軽く小腹を満たしたりお茶を飲みながら、
こちらは話題は自由に何でも。
自由参加で、途中で帰っても良いです。

同じ方面の人と一緒に帰る途中、更に深い話になる事もあって、
自分を信用してくれて、自分も信用する人が出来たと嬉しくて、
又次も参加しようと思うんです。
いつもより張り切って化粧しておしゃれをする機会でもあり、
次迄の2か月間を過ごす張りにもなっています。



にほんブログ村 病気ブログ 子宮体がんへ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

子宮がん ブログランキングへ
nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:健康

大勢の中の孤独

2月に治療を終えてから、ぼんやりと孤独を感じる様になって、
子供の頃から孤独には慣れているのに、不思議な感じがするんですよね。
苛められっ子だった小学生の時は、大勢の人から突き放された孤独で、
孤独に慣れて独りを寂しいと思わなくなっていた高校生の頃は、
同級生とそこそこ距離を保って付き合い、大勢を傍から眺める孤独で、
今は、大勢の中に居て、距離は離れていないのに混ざり合わず、
自分だけが異質な、大勢の中の孤独。
でも周りの人はそう思っていないし、気付いてもいない。
家族とか、数少ない友人とか、外で擦れ違う見ず知らずの人達とか…

治療している時は、抑鬱の海の底から浮き上がると、光みたいなものを感じたんですが、
今は昼でも夜でもない、乳白色の霧が漂う海辺の丘にぼんやりと立っていて、
物凄く寂しくて、少し悲しい。
巧く言葉に表せないですが、心象は小説「霧笛」(レイ・ブラッドベリ)の世界。
「この灯台をおとずれてくるもの」(創元SF文庫 大西尹明訳)の孤独が、
とてもよく分かる。
「霧笛」では本当に全くの孤独なので、大勢の中の孤独とは違うんですが、
「おとずれてくるもの」の悲しみが琴線に触れます。

孤独を感じないのは、患者会で同じ経験をしている人達と居る時だけ。
大勢の中の孤独とは、なんて辛いんだろうと思う毎日です。


■大西尹明訳 語りかける様な文体で、読み易い。原著に「正確な翻訳ではない」という人も。


■小笠原豊樹訳 硬質でひんやりとした文体で、「霧笛」の孤独をより強く感じます。


■少女漫画の神様・萩尾望都が、創元SF文庫(大西尹明訳)を元に漫画化。とても素晴らしいです。



にほんブログ村 病気ブログ 子宮体がんへ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

子宮がん ブログランキングへ
タグ:孤独 患者会
nice!(0)  コメント(4) 
共通テーマ:健康

ブログの名を変えました

ブログの名を変えました。
始めた頃は治療に懸命で、自分に発破を掛けるのにぴったりでしたが、
治療を終え、転移と再発に心安らがない日々には合わない。
穏やかで静かでゆったりした言葉を、と思いました。
治療を終えてから、強い言葉が痛くて、自分のブログを開くのが嫌でした。
暗い気持ちになるので………

「風のほとり」という名は、昔やっていた詩のサイトの名です。
使い回しですが、ふんわりと軽くて、「良いな」と。
時々ゆるゆると吹く風です。
でも、嵐の時もあるかもしれません。

ちなみに、詩は別の名のブログでやっています。
がんを特に意識はしていませんが、良かったら覗いてみて下さい。
色々ある日々


にほんブログ村 病気ブログ 子宮体がんへ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

子宮がん ブログランキングへ
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康