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…と思う事にした

今朝の朝日新聞の記事に、子宮体がんには「良い腫瘍マーカーがない」とあった。
主治医を含むどの医師からも腫瘍マーカーについてその説明をされた憶えがない。
腫瘍マーカーはあくまで目安で、がんであっても値が上がらない場合がある、
がんでなくても元から値が高い場合がある、等々はあった。
それとも、聞いたけどがんになったショックで憶えていないのか。

実際、腫瘍マーカーにはあまり重きを置いていないと感じていて、
CTやMRI、生理検査等で調べ、それを数値化しただけという感じ。
でも、今の2か月毎の血液検査で再発や転移を見つける目安だし、
意味のあるものだと思っていた。
肺の影の件で、次の2か月検診で肺のCTを撮って確かめると決めたのは、
腫瘍マーカーの値が上がっていたから。

腫瘍マーカーについては何十年も前に大々的な議論があって、
子供だったから記憶も認識も確かではないが、多分、
がんの診断に最良最適という論と、盲信は危険という論があった。
新聞にも盛んに記事が載った。
腫瘍マーカーの値からがんと診断されたががんではなかった、
或いはがんではないと診断されたががんだった、等。
自分ががんになって、色々と素人なりに調べて分かったのは、
腫瘍マーカーは診断の目安の一つという位置に落ち着いたという事。

それでも、「良い腫瘍マーカーがない」と知って驚いたのは、
「聞いてない」からだ。
内容に尻込みしても手術を決心したのは主治医を信頼したからだし、
そもそも今の病院で治療しようと思ったのは主治医を信用出来たから。
なのに、だ。
詰まり、「私は信用して信頼していたのに」という気持ち。
医者にはそれが当たり前で、言わなかったのに訳はないのかもしれない。
まあ、幾らでも穿った見方は出来る。

但し私の事だから、唯単に聞いたけど憶えていないというのも大いに有り得る。
なので、知識が一つ増えたと思う事にした。



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眠れる夜に

一昨日、2か月毎の診察でした。
8月に撮った造影CTで肺に影があって、再発が心配されていたんですが、
再発ではありませんでした。
2週間前に撮ったCTでは影が消えていて、放射線科の診断通り炎症結節だった様です。
先生の言葉に「…良、かったーーー」と思わず目の前の先生の机に伏せて、
「もーーこの2か月間……」と演技染みた事をするくらい嬉しかったです。

その事ばかりを考えていた2か月間、2年前にがんと診断された時より落ち込んで、
気持ちがすっかり停滞していました。
感情や考えが明と暗を行ったり来たりして、でも覚悟みたいなものもしたり…。
不思議なんですが、4月と6月の診察の時は「もしかしたら」という考えがなくて、
不安はなかったんです。
でも今回は診察の順番が近付くにつれて不安が膨らんで、初めて恐いと思いました。
あの感じは何とも言葉に表しにくい。

でも、「再発じゃないですよ」という先生の言葉はぽんと何気なく聞こえて、
世界が明るくなったとか、白黒の世界が色付いたとか、劇的ではなかったです。
結果がどちらでも泣くかもしれないと思っていて、でもその場面は日常の一部で、
本当に呆気ない。
だから、いつも通り病院を出てすんなりと日常に戻れました。

…という訳で、何はともあれ一安心。
これで猫の事だけを存分に思ってやれます。



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突発か緩慢か

「事故とか事件でいきなり死ぬより、がんで死ぬ方が良い」(懇意にしている知人の「友人の口癖」)
「病気で死ぬならがんが良い」(某書にて、がん治療に当たっている現役の医師の言葉)

突発的にある日いきなりぽんと、或いは訳が分からないままより、
残された時間に人生の整理が出来るから ―――
死の原因を選べるとして、緩やかな死が良いという事でしょうが、
「人生の整理」が出来る時間とはどのくらいなのか、
そもそも「人生の整理」なんて出来るのか。
腑に落ちる事や呑み込める事ばかりではなくて、
割り切れない事ばかり、悶々とする。
心穏やかで平静でいられる時よりも、
負の感情に鬱々としている時の方が多い。
がんになりたくなかったという思いだけが、
唯一の揺るがない確かな事です。



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心に滋養の雨を降らせる

2か月に1度、患者会に参加しています。
婦人科系がん専門で、経験者がボランティアで催しています。
とても開放的で柔らかくて、少人数なので落ち着いていて、
初めてでもすんなりと輪に入れる、同窓会か女子会の様な集いです。
初めて会った人が、途中の休憩の時には気の合った人になって、
趣味の話をする事も。

話題はその日に参加した人に合わせて臨機応変に。
悩んでいる事や迷っている事を話して助言して貰ったり、
他の人はどうなんだろうとか、唯単に話を聞いて欲しいでも良い。
似た経験をしているので、みなまで話さなくとも分かってくれるし、
苦しみや辛さや悲しみを「分かる」と受け止めて貰えて、
些細な事でも「そうそう!」と言ってくれるのが嬉しい。
ずっと誰にも話せなかった事を、しどろもどろでも頑張って話して、
それをちゃんと聞いて貰えたと涙したり……

二次会もあります。
同じ建物の喫茶店で、軽く小腹を満たしたりお茶を飲みながら、
こちらは話題は自由に何でも。
自由参加で、途中で帰っても良いです。

同じ方面の人と一緒に帰る途中、更に深い話になる事もあって、
自分を信用してくれて、自分も信用する人が出来たと嬉しくて、
又次も参加しようと思うんです。
いつもより張り切って化粧しておしゃれをする機会でもあり、
次迄の2か月間を過ごす張りにもなっています。



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大勢の中の孤独

2月に治療を終えてから、ぼんやりと孤独を感じる様になって、
子供の頃から孤独には慣れているのに、不思議な感じがするんですよね。
苛められっ子だった小学生の時は、大勢の人から突き放された孤独で、
孤独に慣れて独りを寂しいと思わなくなっていた高校生の頃は、
同級生とそこそこ距離を保って付き合い、大勢を傍から眺める孤独で、
今は、大勢の中に居て、距離は離れていないのに混ざり合わず、
自分だけが異質な、大勢の中の孤独。
でも周りの人はそう思っていないし、気付いてもいない。
家族とか、数少ない友人とか、外で擦れ違う見ず知らずの人達とか…

治療している時は、抑鬱の海の底から浮き上がると、光みたいなものを感じたんですが、
今は昼でも夜でもない、乳白色の霧が漂う海辺の丘にぼんやりと立っていて、
物凄く寂しくて、少し悲しい。
巧く言葉に表せないですが、心象は小説「霧笛」(レイ・ブラッドベリ)の世界。
「この灯台をおとずれてくるもの」(創元SF文庫 大西尹明訳)の孤独が、
とてもよく分かる。
「霧笛」では本当に全くの孤独なので、大勢の中の孤独とは違うんですが、
「おとずれてくるもの」の悲しみが琴線に触れます。

孤独を感じないのは、患者会で同じ経験をしている人達と居る時だけ。
大勢の中の孤独とは、なんて辛いんだろうと思う毎日です。


■大西尹明訳 語りかける様な文体で、読み易い。原著に「正確な翻訳ではない」という人も。


■小笠原豊樹訳 硬質でひんやりとした文体で、「霧笛」の孤独をより強く感じます。


■少女漫画の神様・萩尾望都が、創元SF文庫(大西尹明訳)を元に漫画化。とても素晴らしいです。



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タグ:孤独 患者会
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ブログの名を変えました

ブログの名を変えました。
始めた頃は治療に懸命で、自分に発破を掛けるのにぴったりでしたが、
治療を終え、転移と再発に心安らがない日々には合わない。
穏やかで静かでゆったりした言葉を、と思いました。
治療を終えてから、強い言葉が痛くて、自分のブログを開くのが嫌でした。
暗い気持ちになるので………

「風のほとり」という名は、昔やっていた詩のサイトの名です。
使い回しですが、ふんわりと軽くて、「良いな」と。
時々ゆるゆると吹く風です。
でも、嵐の時もあるかもしれません。

ちなみに、詩は別の名のブログでやっています。
がんを特に意識はしていませんが、良かったら覗いてみて下さい。
色々ある日々


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ゴポゴポゴポ………

「少しずつ浮き上がってきて、鬱々状態から脱したんじゃないかなと思う今日この頃。
 いつ又沈むか分からないですが。」
…と、前回書きましたが、目下、沈んでます。
しかも2段階で。
夫の親族が亡くなった、半年検診の結果が出た、この2つにやられました。

前回の記事を書いた直後に夫の近親の親族が亡くなりまして、その葬式に出た次の日あたりから気分が灰色状態に。
唐突でしたが長く生きられた方で葬式も湿っぽくなかったんですが、夫の近親で私も会った事があるからか、ぐぐっときまして…。
がんを患ってから「死」という言葉に敏感で、口にするのも人が言うのを聞くのも嫌なくらいなんで、増してや近しい人の死となると、心のばねが弱くなっている身にはかなりきました。
それからふらふらと浮上し始めて、夏恒例の高校野球のテレビ観戦に一喜一憂してたつい4日前、2か月毎の検診で2週間前にした造影CTの結果を聞いて、浮上しきる前にゴポゴポゴポ………。
肺に2月に撮った時にはなかった白い影が…。
放射線科の判断は「炎症結節」(肺に炎症があってそれを体が治した痕)で、転移の所見はないらしいんですが、その日の血液検査で腫瘍マーカーの値が軒並みやや上がってたのもあり、念の為2か月後に肺のCTを撮る事に。
腫瘍マーカーの値は正常値の範囲内なんですが、病気が病気なんで、「域値を狭めに見ていく」という事でした。
実は4月に肺がん検診でCT撮ってるんですよね。
その時は特に問題なしと診断されて安心してたので、一気に。

という訳で、目下、沈みながら心配と不安の日々を過ごしてます。
でも、未だ抑鬱ではないので、その気がある内に猫ブログを8か月振りに更新して、趣味に没頭しようかと。

ちなみに、高校野球は応援してた高校がことごとく負けました…。


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便りがないのは良い便りじゃない事もある

 ずっとブログを放置していて「全然更新してない」と夫に言われ、もだもだいい加減に返事をした私に夫が言った言葉。
2、3か月くらい前?直近の更新は去年の12月末でした。
「何かあったのかと思われるよ」とも言われ、確かにと思いましたが、そうちょくちょく気軽に何かを書けるんじゃないんですよね。
話題があっても書く時間があっても、気力がなければ書けません。

 実は治療が2月で終わりまして、今は経過観察中。
2か月ごとの血液検査と半年ごとの精密検査、血栓予防の血液坑凝固剤と腸閉塞予防の薬は継続。
今のところ特に異状はないです。
…という事を書こうとは思ってたんです。
ずっと。
時間もあるし。
でも気力が全くない。
軽い鬱症状で沈んでまして…。

 抗がん剤とか手術という治療中は、考える事とか決めないといけない事が沢山あって、迷うし悩むしで余裕がない。
でも、治療が終わると緊張が解けて余裕が出来て、がんになってどうしようもない辛さとか悲しいとかがんである事実にうっすらと覆われている苦しさとか、負の感情がどっと湧いてくるんですよ。
四六時中も考えているんじゃなくて、楽しい時とか嬉しい時の合間とか、特に何をしているでもなくぼんやりしている時に、引き戻される。
「あー、私がんなんだよな。うん」と。
で、暫くそんな風でいたら、気付いたらどっぷり沈んでまして。
朝は起きるの辛いし起きても頭は空っぽだし気分は上がらないし日中は家事をするのでいっぱいいっぱいだしそれすら手抜きだし一休みするとそのまま夕方まで眠っちゃうし夕方になると気分が盛り上がるけどその所為で眠れなくて夜更かししちゃうし朝は起きるの……以下、エンドレス。
ぽんっと浮き上がる時もあって、何かを思い煩っている様には見えない(と思う)。
妙に気分が揚がったり。
でも基本は鬱々。
これが4か月間は続きましたかね。
「このままじゃまずいなー」と主治医に相談しようかと思い始めた頃、好きな事には気分がのると気付いて、それに熱中して、それ以外に何かを頑張ったりはないんですが、少しずつ浮き上がってきて、鬱々状態から脱したんじゃないかなと思う今日この頃。
いつ又沈むか分からないですが。

 治療か終わっても「万歳!これで開放された!」と思えないのががん。
再発と転移という新たな恐れを抱えていかなくてはならない。
手術や抗がん剤の治療中は如何にがんと向き合って受け入れるかで、治療を終えたこれからこそが闘病だと思います。

 ちなみに、明日は治療終了後初の造影剤CTです。


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終わった様な終わってない様な

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昨日、術後化学療法の最後の3コース目が終わりました。
途中、何週間も治療が出来なくて、もしかしたら年内に終わらないかもと思ってましたが、
何とかぎりぎり。
目下、副作用の味覚障害と胸のむかつきに耐えてます。
今日が最高潮で、多分、明後日には和らいでくるかと。
お節料理は何とか作れそうで、良かった。

…という文章を、昨日の治療中に考えてたんですが、本当の意味では終わってない。
術後化学療法としての治療は全て終わったんですが、昨日の治療は途中で中止に。
2種類目の抗がん剤を投与して5分後くらいに、急に具合が悪くなり、急遽中止になりまして…
いきなり胃が重く硬くなり、吐き気がじわじわと広がり、悪寒も。
10年くらい前になった胃痙攣に似てる。
2~3分耐えてみたけど駄目で、ナースコール。
その内、冷や汗が出てきて、とうとう吐きました。
血圧も少し下がってた。
吐いたらかなり楽になりましたが、看護士が来た時点で抗がん剤は中止に。
年内に終わるかやきもきしてた治療が、すっきり終わると喜んでたんですが…

担当医によると、抗がん剤のアレルギー反応か判断し兼ねるらしい。
その時に投与してた抗がん剤のアレルギー反応は色々ありますが、
主に悪心・吐き気、吐く、発熱、呼吸困難等。
私の様に胃の症状が現れる確率は、科学的根拠に基づくと12~13%だそうですが、
担当医の経験だと、この抗がん剤を何回も投与してる人を集めると、
20~30%くらいらしい。
そういえば、術後の1コース目で胸のむかつきが現れて、徐々に酷くなって、
吐き気止めを処方して貰ったけど効かず、どうやら胃が原因だったらしく、
胃酸過多を抑える胃腸薬を飲んだらかなり良くなったんでした。
術前の6コースでは現れなかった。

という訳で、術後化学療法としての治療は終わったんですが、
中止した抗がん剤だけ改めて投与はしないので、尻切れとんぼ。
もやもや…
そして心配なのが、今後、この抗がん剤を使えなくなるかもしれないという事。
CTを撮って病態を調べ、治療を終えるか、更に何らかの治療をするか、
カンファレンスを経て決めるんですが、もし治療を要して、化学療法となると、
投与中のアレルギー反応が現れてるので、使えないかもしれないらしい。
うー…

終わった様な終わってない様な、どっちつかずの感がありますが、
まあ、年内に治療が終わったのは良しとして、気持ちを収めないと。
ちなみに、その日は抗がん剤を中止した後、制吐剤の点滴で2時間…
14時半には帰れる筈が、17時まで病院にいました。
味覚障害と胸のむかつきも相変わらずです。

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悲しいことの中に

yun_2100.jpg

悲しいことの中に楽しいということを発見できたならば、
その人はものすごくすばらしいものを見るような気がする。

水俣病の症状を抱えながら技能を身に付け、建具店として独立した緒方正実さんの言葉。
病苦の中、11年間裁判で
行政と闘った末、水俣病認定を得た。

悲しみの中で、僅かな間でもそれらから離れられる何かは、とても得難い。
けれど、見つける事が出来たら、失われない。

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